月の石発見!!

昔、夏祭りの時だったと思うのですが、不思議なものを見ました。
木製の取っ手が付いた小さな金属の鍋の中でみるみる膨らんでくる物体です。

最初に見た時は、それが一体何なのかさっぱり解りませんでした、屋台でオジサンが作っているのを見ていると、それはどうやら食べ物であるという事だけは想像できました。しかし、残念ながらその時はお金を持っていなかったので、手に入れることができず、その不思議な物の事はその日以来、すっかり忘れていました。
しかしある日、近所の駄菓子屋でそれを偶然発見したのです、それは丸型ではなく、小さく割られた状態で袋に入っていましたが、「あの時のあれだ!」と、一目見て気が付きました。

袋には「かるめ焼き」と書いてありました。私はすぐに買って帰り、恐る恐る口に入れてみました。表面にはヒビが入っていて、細かい穴がたくさん開いています。第一印象は、図鑑などで見た隕石か月の石の様に思えました。
かじってみると思ったより柔らかく軽い感じで、それよりもなによりも強烈に甘いのです、それもそのはず、原料は砂糖なのですから。

そんなことよりも不思議に思ったのは、あの屋台で見た様にどうやって膨らませるのかという事です。重曹の作用で膨らんでいるという事を知ったのは、だいぶ後になっての事でしたから、この当時は全くの謎でした。

今では全く食べなくなりましたが、買い物をしていて「かるめ焼き」を見かけると、子供の頃の不思議な思い出が蘇り懐かしくなります。

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